10/28 日経中期チャートでの見通し
日経月足
今回の下落で2015年の中国バブル崩壊からの上昇トレンドラインを割った。また、MACDもデッドクロスを開始している状況にある。RCIは2015年から上昇しているのもかかわらず長期線が下落を続けているは影響あるかどうかはわからないが頭に入れておきたい。価格的には最高値レベルまで上げてからのMACDデッドクロスというは非常に考えさせられる。ここで中長期ベースの買いはできないと考えるのが通常だと思う。
日経週足
週足ベースでもMACDはデッドクロス。過去の経緯を見る限り、ダブルトップを打つと回復には時間がかかる傾向にある。ある程度のリバがあれど、上は抜かない相場になると考える。ここでもRCI長期戦が下がってきているが、今年はじめの天井からずっと下げてきていることから、今までは買いが弱い相場だったのではないかと考察する。
日経日足
基本的には売られすぎている水準。ここで反発しても良い頃だが、売られすぎている現状だと戻り売りが強いこともあり、中期トレーダーとしては手を出す魅力は薄い。
底を図るのは難しいが、現時点20970は今まで止まっていたポイントであり、一旦割れたため下落は止まる可能性が高い。割った場合は20400円を試す可能性も否定できないが、ここまで来たたら流石に買いでエントリーしても良いと考える。最悪の想定は19500だが、流石にここまでは受給的に難しいと考える。
長期のトレンドラインを割っているため、ここが強いレジスタンスになる可能性が高い。反転にしても22000に大きな抵抗があり、22500を抜くことは厳しいと見るため、ここを次の大きなショートエントリーポイントとしたい。
反発狙うにしてもボラティリティがある程度収束して、日足のMACDがGCし、この下落のトレンドが一旦落ちてからのほうが勝率が高いように考える。但しGCしたとして飛びつかず、一旦戻り売りしてその次のトレンドを狙ったほうがいいだろう。
年初の暴落と比較してもまだ底打ったとは言えないと考える。年初の暴落だとRCI長期線が底を付いていないのでまだ明確な底とは言いづらい。RCI長期が底を突いた時に始めて買いを入れることができるかもしれない。割安感だけで入るとやられるのが暴落相場なので機会損失でも慎重にことを運びたい。
現時点の考えただと日経は23000超えることはファンダメンタルズ的にもチャート難しい。日足上昇トレンドに入っても一過性ものであり、引っ張れないと考えるのが妥当ではないだろうか。
どちらにせよ一旦米国選挙までは様子見がいいだろう。異常相場なので常識が通用しないため、明確な反発後にどうするか考えたい。
「まとめ」
・今回の暴落で大きな転換点に入った可能性があるため、枚数は控える
・この暴落をエントリーするなら価格だと20400の水準。もしくはRCI長期が底突いた時(こちらのほうが信憑性が高い)
・買いで落ち着いた順張りを狙うなら、MACDがCGを2回繰り返した時。
・今後戻ったとしても22500あたりで大きく跳ね返される可能性があるため戻れば売りを狙う